レガシーな無線機をソフトウエア無線で置き換え

ソフトウエア無線機の提案

ソフトウエア無線とは、ハードウエア共通にして、ソフトウエア(やFPGAプログラム)を入れ替えることにより、様々な種類の無線通信機能を実現する技術のことです。技術自体は目新しいものではなく、コスモリサーチでも研究所向けに、10年以上前から、”ソフトウエア無線機開発プラットホーム”を納入してまいりました。

なかなか難しかったソフトウエア無線の現実

上の写真は、初期のソフトウエア無線実験機。CPUとFPGAとRF回路から構成されています。10年ほど前の設計で、ソフトウエア無線といいながら、RFフロントエンドは、広帯域な回路を作るのが困難で、必要なバンドごとに分けて作るしかありませんでした。RFとソフトを取り替えるソフトウエア無線機だったのですが、近年、広帯域なRFチップが手に入るようになり、数百Mhzから数Ghzくらいであれば、RFも共通化できる良い時代になってきました。

コスモリサーチが提案するソフトウエア無線開発プラットフォーム完成

コスモリサーチでは、標準的に開発に使えるソフトウエア無線開発プラットホームが完成。AM,FM無線機への適用を確認しました。AM,FM,SSB,FSKなどのソフトウエアを用意し、少量生産のものであれば、これにカスタマイズ部分のRF回路を追加すれば、製品として出荷できます。

系統図

サイズはほぼ葉書大。USBやギガether、音声入出力回路などを搭載しており、あまりコストを気にしない用途には、これにカスタマイズ部分(変調方式や、周波数によりカスタマイズするのが現実的)のRFを追加すれば、実用的な無線機を構成できます。

ソフトウエア無線開発プラットフォーム外観

AM出力のスペクトラム

FM出力のスペクトラム

量産化までコスモリサーチがワンストップで対応

ソフトウエア無線プラットフォームは必要十分な機能が盛り込まれていますが、量産用途にはいささかオーバースペック。量産対応で、コストダウンが必要な場合は、ソフトウエア無線開発プラットフォームで試作、評価をした後、コスモリサーチが量産品へのカスタマイズサービスを提供いたします。余計な機能を排除した低コストの、モジュール供給や、顧客で製造する場合は、ライセンス供与、サポートサービスを提供いたします。

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